用語集
クレジットカード決済に関連する用語を、利用シーンごとに整理して説明します。
決済処理
オーソリ/オーソリゼーション/信用照会/与信
カード決済の与信承認処理です。カード会社に対して決済可否の確認を行い、利用可能枠の確保(与信枠の仮押さえ)を実行します。
オーソリには以下の2種類があります:
- 仮売上:後日売上確定処理が必要
- 即時売上:その場で売上確定まで完了
与信枠
お客様のカードで利用可能な金額の上限です。仮売上を実行すると与信枠が一時的に減少し、実売上または取消によって確定します。
与信枠の管理:
- カード発行会社が設定
- 利用状況により変動
- 与信枠不足の場合、決済が失敗
仮売上
カード会社に対して決済可否を確認し、お客様の利用可能枠を仮押さえする処理です。
売上を確定するには、後日、商品発送時やサービス提供時に実売上を行うことが必要です。
仮売上のメリット:
- 商品発送前のキャンセルに柔軟に対応可能
- 実際の請求額が確定してから売上確定できる
デビットカード・プリペイドカードの場合は仮売上を実行すると、預金口座やチャージ金額から仮押さえとして即時減額されます。
詳しくはこちらをご確認ください。
即時売上
カード会社への決済可否確認と売上確定を同時に行う処理です。デジタルコンテンツ販売など、商品・サービスを即座に提供する場合に使用します。
即時売上の特徴:
- 処理が1回で完結
実売上(売上確定)
仮売上で確保した与信枠を使用して、実際の請求を確定する処理です。商品発送時やサービス提供完了時に実行します。
支払方法
一括払いや分割払い、ボーナス払いなどの支払い方法です。
利用可能な支払方法は、契約時に選択可能です。
カード会社との加盟店契約の内容によりエラーとなる場合もありますのでご注意ください。
支払回数
支払方法が分割の場合、支払う回数です。
承認番号
カード会社が決済承認時に発行する番号です。決済成功時のAPI応答に含まれます。
承認番号の特徴:
- 決済完了の証跡
- お客様問い合わせ時の照会キー
- チャージバック発生時の調査材料
- 7桁以内の英数文字・スペース文字で構成されるか、空となります
- 有効性チェックや取消、返品、月跨り返品の場合には発行されない場合があります
承認番号の例:「1234567」「 123456」(先頭1文字スペース+6桁数値)「 」(全てスペース文字)「ABCDEFG」「(空)」
商品番号
OpenAPIタイプ専用の用語です
カード会社が規定している取引される商材を分類するコードです。カード会社との契約にて使用する商品番号が決まっている場合に設定します。弊社を介した包括契約の場合やカード会社との契約時に商品番号に関する内容がない場合は省略します。
設定可能な文字は「半角数字7桁」です。省略時はその他「0000990」にて処理を行います。
商品コード
プロトコルタイプ専用の用語です
カード会社が規定している取引される商材を分類するコードです。カード会社との契約にて使用する商品コードが決まっている場合に設定します。弊社を介した包括契約の場合やカード会社との契約時に商品コードに関する内容がない場合は省略します。
設定可能な文字は「半角数字7桁」です。省略時はその他「0000990」にて処理を行います。
セキュリティ・本人認証
暗証番号
お客様が保持しているクレジットカードの暗証番号です。3Dセキュアとの併用はできません。
一般的なECサイトでは利用しません。ご利用を検討の場合は、弊社営業担当までご相談ください。
3Dセキュア(3DS)
カード決済におけるなりすまし不正利用を防ぐための本人認証サービスです。お客様がカード発行会社に事前登録したパスワードやワンタイムパスワード等を入力することで本人確認を行います。
- 3DS2.0:リスクベース認証により、低リスク取引では認証をスキップできる場合があります
2025年10月より、原則として3DS2.0の利用が必須です。
リスクベース認証
3DS2.0で導入された認証方式です。取引ごとにカード発行会社(イシュア)が不正利用のリスクを自動判定し、リスクレベルに応じて認証フローを最適化します。
主なリスク判定要素:
- 取引情報(決済金額、通貨、商品カテゴリ)
- デバイス情報(OS、ブラウザ、画面サイズ)
- 行動情報(IPアドレス、位置情報、言語設定)
- 履歴情報(過去の取引履歴、不正利用の有無)
- 会員情報(カード発行日、利用状況、登録情報の一致度)
判定結果により、フリクションレス(認証スキップ)またはチャレンジ認証(追加認証)のいずれかのフローに分岐します。
フリクションレス
リスクベース認証で低リスクと判定された場合に、お客様が認証画面を見ることなく決済が完了する仕組みです。
チャレンジ認証(追加認証)
リスクベース認証で中~高リスクと判定された場合に、お客様に対して追加の本人確認を求める認証方式です。
主な認証方法:
- ワンタイムパスワード(SMS、メール)
- プッシュ通知承認
- 生体認証(指紋、顔認証)
- 事前登録パスワード
お客様がどの認証方法を使用するかは、カード発行会社とお客様の設定により決定されます。加盟店様側で認証方法を指定することはできません。
ACS(Access Control Server)
3Dセキュア認証を行うカード発行会社のサーバーです。お客様がパスワードやワンタイムパスワードを入力する認証画面を提供します。
ECI(Electronic Commerce Indicator)
3Dセキュア認証の実行状態を示すコードです。
主なECI値:
05/02:認証成功(3DS認証済み)06/01:認証試行(カード発行会社が3DS非対応)07:認証なし(加盟店様が3DS未使用)
ECIの値により、チャージバック発生時の責任の所在が変わります。
セキュリティコード(CVV/CVC)
カード裏面(一部カードは表面)に記載された3~4桁の番号です。カード実物の所持を確認するために使用されます。
- CVV:Card Verification Value(Visa)
- CVC:Card Verification Code(Mastercard)
- CID:Card Identification Number(American Express)
設定可能な文字は「半角数字」です。American Expressでは1枚のカード券面に複数のセキュリティコードがある場合があり、いずれかをご指定ください。
PCI DSSにより、セキュリティコードの保存は禁止されています。決済実行時のみ使用し、保存してはいけません。
PCI DSS
Payment Card Industry Data Security Standard(ペイメントカードインダストリー データセキュリティスタンダード)の略称。
国際カードブランド(Visa、Mastercard等)が共同で策定した、カード情報を安全に取り扱うための国際セキュリティ基準です。
PCI DSSの主な要件:
- カード情報の暗号化
- ネットワークの保護
- 脆弱性管理
- アクセス制御
- 定期的な監視・テスト
カード情報を直接取り扱う場合、PCI DSSへの準拠が必要です。準拠には専門知識と多大なコストがかかるため、当サービスのトークン決済やリンクタイプ Plusの利用を推奨します。
トークン化
カード番号を一時的なトークンに変換してから決済処理を行います。
メリット:
- カード番号が加盟店様サーバーを経由しない
- JavaScriptライブラリで簡単に実装可能
- PCI DSSスコープを最小化
会員管理・継続課金
会員ID
加盟店様がお客様ごとに発行する一意の識別子です。当サービスに会員登録することで、カード情報を安全に保存し、2回目以降の決済を簡単に実行できます。
会員ID方式のメリット:
- お客様がカード情報を再入力する必要がない
- 継続課金が可能
- 複数のカード情報を登録可能
- カード情報の変更・削除が可能
カード登録連番
各会員に対してカードを登録する際に発行する値です。カード登録連番は論理モードと物理モードがあります。
論理モード
このモードは、有効なカード情報のみを対象としてカード登録連番を採番しなおして返します。加盟店様がカード情報照会を呼び出すと、当サービスは保持している情報で有効なカード情報を取得し、論理番号を採番し返します。
このモードは必ず1枚しか登録しない加盟店様向けのモードです。論理モードで1枚しか登録しない場合は、決済時のカード登録連番は「0」固定で処理が可能です。論理モードを使用した場合には、必ず0~4の数値が返ります。

物理モード
当サービス内部で保持しているカード登録連番を返却します。また、論理モードと異なり削除済みカード情報も特定可能です。最大4桁(9999)が返却されます。
以下のような情報を取得したい場合は、物理モードをご使用ください:
- 過去に行った決済に利用したカード情報を再利用する場合
- 加盟店様側でカード情報に1対1で紐付ける情報が存在する場合

サイトID/サイトパスワード
会員管理機能を使用する際に必要となる認証情報です。ショップID/パスワードとは別に発行されます。
サイト認証情報の用途:
- 会員登録
- カード情報の登録・変更・削除
- 会員情報の照会
継続課金(サブスクリプション)
お客様が決済操作することなく、定期的に決済を実行する仕組みです。当サービスでは以下の方法で実現できます。
自動売上
当サービスが自動的に決済を実行します。
- 月次、年次などの固定周期、固定金額を決済
- 管理画面から設定・管理が可能
随時決済
加盟店様のタイミングで複数取引を一括決済します。
- 従量課金に適している
- タクシー、カーシェアなど使用後決済に利用
カード情報
カード番号
お客様が保持しているクレジットカードの番号です。
有効期限
クレジットカードの有効期限です。
名義人
クレジットカードの名義人です。設定可能な文字は「半角英数字 + 半角空白 + 半角記号(カンマ、ハイフン、ピリオド、スラッシュ)」です。
カード番号(マスク)
セキュリティリスク回避のため、カード番号の全桁をカード番号の一部を「*」等で伏せ字にした表示形式です。例:************1234
お客様が登録済みカードを選択する際、どのカードか識別できるように下4桁のみ表示します。
デフォルトフラグ
会員のデフォルトで利用するカードを設定するフラグです。1会員IDにつき1カード番号にしか設定できません。新たに登録するカード番号を対象とした場合は以前のフラグは「対象としない」に変更されます。
加盟店設定情報
独自BINに設定された情報を返却します。独自BINはショップ管理画面より設定します。
設定可能な文字は「半角英数字 + 半角記号(除く # ^ ` { | } ~ & < > " ' ) +全角文字」です。設定可能な文字数は各項目ごとに最大100文字までです。
トランザクションID
当サービスがオーソリごとに発行する番号です。
仕向先コード
カード番号と加盟店様のカード会社契約状況から、データを送信した先のカード会社コードです。
このカード会社はアクワイアラと呼びます。
分割払い
決済金額を複数回に分けて支払う方式です。
分割払いの種類:
- 回数指定分割:3回、6回、12回など
- リボルビング払い:毎月一定額を支払い
分割払いはカード会社との契約により対応可否が決まります。詳細は管理画面またはサポート窓口へお問い合わせください。
ボーナス一括払い
夏季・冬季のボーナス時期に一括で支払う方式です。カード会社により対応状況が異なります。
デビットカード
銀行口座と直結し、利用と同時に口座から引き落とされるカードです。
デビットカードの特徴:
- 口座残高の範囲内でのみ利用可能
- 決済をしたタイミングで代金が口座から即時で引き落とされます
(仮売上の状態でも引き落とされます) - 一部カード会社では非対応の場合あり
仮売上を実行すると即座に口座から引き落とされます。後日取消を行っても、返金反映には時間がかかる場合があります。
プリペイドカード
事前に入金(チャージ)した残高の範囲内で利用できるカードです。
プリペイドカードの特徴:
- チャージ残高の範囲内でのみ利用可能
- 代金が即時チャージ残高から減額されます
(仮売上の状態でも減額されます。)
可変マスク利用有無
プロトコルタイプ専用の用語です
出力パラメータのカード番号へのマスク位置を可変にします。
例:カード番号マスクレベルが「999999******9999」の場合
可変マスクを利用しない(デフォルト):
- 3050******0001 (ダイナース)
- 37770******0001 (Amex)
- 411111******1111 (Visa)
可変マスクを利用する:
- 305000****0001 (ダイナース)
- 377700*****0001 (Amex)
- 411111******1111 (Visa)
カード会社略称
プロトコルタイプ専用の用語です
カード登録時にメモとして指定できます。当サービスの決済処理では使用しません。
トラブル・リスク管理
チャージバック
お客様からカード会社に対して「身に覚えのない請求」として異議申し立てが行われ、決済が取り消される処理です。
チャージバックの主な発生原因:
- カード情報の不正利用
- 商品・サービスの未着、不良
- お客様とのトラブル、認識違い
チャージバック発生時は、既に入金された金額が返金対象となり、加盟店様に損失が発生します。
- 既に入金された金額が返金される
- 調査手数料が発生する場合がある
- チャージバック率が高いと加盟店契約に影響する可能性
カゴ落ち
お客様が商品をカートに入れたものの、決済を完了せずに離脱する現象です。
カゴ落ちの主な原因:
- 決済手続きが複雑
- 認証画面への遷移による離脱
- 支払方法の選択肢不足
- 送料・手数料の表示タイミング
3DS2.0のリスクベース認証により、認証による離脱を減らすことができます。
開発・テスト
テストカード
テスト環境で使用できる仮想のカード番号です。本番環境では使用できません。
テストカードで確認できる内容:
- 決済成功・失敗のケース
- 3DS認証フロー
- エラーハンドリング
- 各種APIの動作確認
テストカードは開発環境専用です。本番環境では使用できず、実際の請求も発生しません。
加盟店自由項目
加盟店様が任意の情報を保存できる項目です。取引登録時に指定でき、取引照会時に取得できます。
利用例:
- 加盟店様システムの注文番号
- お客様のユーザーID
- キャンペーンコード
- メモ・備考
最大100文字まで保存可能です。
氏名・電話番号・メールアドレスなどの 個人情報、および カード番号 は入力しないでください。
洗替・継続課金
洗替
クレジットカード情報の最新を取得することを「洗替」と呼びます。
「洗替」では契約カード会社が最新情報を保持している場合に限り、以下の最新情報を取得できます:
- クレジットカード番号
- 有効期限
- カード番号の有効性
詳細は洗替を参照してください。
※利用する場合は、別途オプション契約が必要です。営業担当にお問い合わせください。