開発者向け導入ガイド
本ページでは、OpenAPIタイプ接続を例に、テスト環境発行から本番リリースまでの実装手順を説明します。
申込から契約・審査の流れは 見積りから本番運用までの流れ を参照してください。
導入の全体像
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. テスト環境の発行 | アカウント受領、管理画面ログイン |
| 2. 開発・検証 | API接続、決済フロー実装、テスト |
| 3. 本番環境の準備 | 本番アカウント発行、設定移行 |
| 4. 本番リリース | 最終確認、運用開始 |
ステップ1:テスト環境の発行と準備
1.1 テスト環境アカウントの発行
テスト環境は以下のページから発行できます。
発行後、管理画面URLにアクセスしてログインしてください。
管理画面ではAPI接続に必要な情報(ショップID、ショップパスワード等)を取得できます。
テスト環境では、すべての決済手段をテストできます。
オプション機能によっては、テスト環境での利用に別途申込が必要な場合があります。
詳細はドキュメントを参照してください。
テスト環境では、実際の売上は発生しません。
1.2 テスト環境の制限事項
テスト環境では以下の制限があります。
| 項目 | 制限内容 |
|---|---|
| 負荷テスト | 禁止(実施した場合はアクセス遮断の可能性あり) |
| データ保持 | 定期的に削除される場合あり |
| 外部連携 | 一部の決済事業者連携は制限あり |
| 入金 | 発生しない(シミュレーションのみ) |
テスト環境での負荷テスト(ストレステスト・パフォーマンステスト)は禁止です。
実施した場合は予告なくアクセスを遮断する可能性があります。
ステップ2:開発・検証
2.1 開発環境のセットアップ
OpenAPIタイプのエンドポイントに接続するための準備を行います。
# テスト環境エンドポイント(例)
https://pt01.mul-pay.jp/openapi/v1/
# 本番環境エンドポイント(例)
https://p01.mul-pay.jp/openapi/v1/
テスト環境と本番環境ではエンドポイントが異なります。
環境変数などで切り替え可能な設計にしてください。
2.2 API接続テスト
まずは簡単なAPIを呼び出して、接続が正常にできることを確認します。
- cURL
- Node.js
# 取引照会API(例)
curl -X GET "https://pt01.mul-pay.jp/openapi/v1/orders/{orderId}" \
-H "Authorization: Bearer {your-api-key}" \
-H "Content-Type: application/json"
const response = await fetch(
`https://pt01.mul-pay.jp/openapi/v1/orders/${orderId}`,
{
method: 'GET',
headers: {
'Authorization': `Bearer ${apiKey}`,
'Content-Type': 'application/json'
}
}
);
const data = await response.json();
2.3 決済フローの実装
決済手段ごとの実装方法は、各決済手段のドキュメントを参照してください。
| 決済手段 | 参照ドキュメント |
|---|---|
| クレジットカード | クレジットカード決済 処理フロー(OpenAPI) |
| PayPay | PayPay決済 処理フロー(OpenAPI) |
| d払い | d払い決済 処理フロー(OpenAPI) |
2.4 テストパターンの実施
以下のパターンを網羅的にテストしてください。
正常系テスト
- 決済の実行(即時売上 / 仮売上)
- 仮売上からの実売上
- 取引のキャンセル
- 金額変更(対応している場合)
- 取引照会
異常系テスト
- 無効なカード番号での決済
- 残高不足時の挙動
- 有効期限切れカードでの決済
- タイムアウト時の挙動
- 二重送信時の挙動
非同期通知テスト
- Webhook / 結果通知の受信確認
- 通知データの検証
- 通知受信失敗時のリトライ確認
クレジットカード決済のテストには、専用のテストカード番号を使用します。
詳細はテスト用カード情報を参照してください。
2.5 セキュリティ確認
本番稼働前に、以下のセキュリティ要件を確認してください。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 通信の暗号化 | HTTPS(TLS 1.2以上)を使用しているか |
| 認証情報の管理 | 認証情報・パスワードがソースコードに含まれていないか |
| 入力値の検証 | 金額・パラメータの妥当性チェックを実装しているか |
| ログ出力 | カード番号等の機密情報がログに出力されていないか |
ステップ3:本番環境の準備
3.1 本番環境の設定開始
本番用アカウント・IDは申込手続き完了後にすでに受領済みです。
テスト環境での動作確認が完了したら、本番環境の設定を開始してください。
本番環境とテスト環境は設定が共有されません。
テスト環境で行った設定と同様の初期設定を、本番環境でも改めて行ってください。
3.2 本番環境の設定
設定移行チェックリスト
- 決済手段ごとの設定確認
- 結果通知先URLの設定
- IPアドレス制限の設定(必要な場合)
3.3 本番環境での疎通確認
本番環境で少額の実取引を行い、正常に動作することを確認します。
本番環境では実際の決済が発生します。
テスト用の取引は必ずキャンセルしてください。
ステップ4:本番リリース
4.1 最終確認チェックリスト
本番リリース前に、以下の項目を最終確認してください。
システム面
- 本番環境のエンドポイントに切り替えているか
- 本番用の認証情報を使用しているか
- エラーハンドリングが適切に実装されているか
- ログ・監視の仕組みが稼働しているか
運用面
- 管理画面の操作方法を担当者が理解しているか
- 問い合わせ対応フローが整備されているか
- 返金・キャンセルの運用ルールが決まっているか
セキュリティ面
- 認証情報が適切に管理されているか
- 機密情報がログに出力されていないか
- 不正利用検知の仕組みがあるか(推奨)
4.2 運用開始
すべての確認が完了したら、本番運用を開始します。
4.3 運用開始後のサポート
運用開始後も、以下のサポートを提供しています。
- 技術サポート:API仕様・実装に関するお問い合わせ
- 運用サポート:管理画面操作・取引に関するお問い合わせ